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看板をいざ作るとなるとまずはプリンターで印刷されたメディア、あるいはプロッターでデザインを切り抜いたマーキングフィルム、はたまたルーターでアルミ複合板をカットしたもの…などなど。作る看板に適した加工された材料が必要になってきます。
看板を製作する際、看板のデザインをそのまま印刷するだけではダメなの?と思うかもしれません。勿論、そのままでも製作しようと思えば可能です。しかし、製作用にしっかりとデータが作られていないと次のような事が起こりえます。
このような事態を防ぐためにも、しっかりとした製作用データが必要になってきます。製作用のデータはAdobe Illustratorを使用して、下記のように作っていきます。
プレート看板のような板に印刷物を貼るタイプの製作データを作る際、必要になってくるのは『トリムマーク』と『ノビ』を付ける作業です。
トリムマークとはメディアを板に貼る際に場所を特定するための印です。予めメディアを貼り付ける板のサイズを確認しておき、そのサイズに適したトリムマークを目印として用意しておけばメディアを板のどの位置に貼るのかすぐに判断することができるのです。
ノビと聞いて『A3ノビ』という言葉を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。一般的にA3サイズは297mm×420mm、これに対してA3ノビは329mm×483mmと一回り大きなサイズとなっています。このように製作する板より少し大きなデータにしてトリムマークを付けた場所よりデザインのみ大きなサイズにすることをノビをつけるといいます。
製作する板よりもデザインだけ大きくしてもそこは見えなくなるから無駄なんじゃないの?と思われがちですが、いえいえとても重要です。例えば、サイズ300×400の真っ白な板にサイズ300×400ピッタリの真っ黒なメディアを貼って真っ黒な板を作るとします。
この時、貼る際にたった1mmずれてしまったとしたらどうでしょう。真っ黒な板の縁にうっすらと1mmの白い線が見えるみっともない板の完成です。メディアを貼るのに慣れてるから大丈夫!ズレなく貼れる!という人が貼っても上手くいくとは限りません。
問題は貼る人間だけでなく、プリンター・メディアにもあるからです。印刷する際に加わる熱によって印刷物のサイズがもしかしたら1mm小さくなっているかもしれません。貼る際にメディアが少し横に伸びてしまってサイズが変わってしまっているかもしれません。こういった問題が起こらない為にもノビは出来る限り、付けるようにしましょう。
マーキングフィルムのデータで重要になってくるのはどこにどのように貼るのか考えることです。板にデザインをくり抜いたマーキングフィルムを真っすぐ貼ろうにもマーキングフィルムにはプレート看板の時のようにトリムマークを付けることが出来ません。
こんな時、板のサイズと同じ外枠をデータ上で作っておけばスムーズに貼ることが出来ます。しかし、板のサイズが大きくマーキングフィルムは板上部に少ししか使用しない場合だとどうでしょう。同じやり方で貼ることはできますが、マーキングフィルムを大量に消費してしまい非常に勿体ないです。
こういった場合は板上部の角をマーキングフィルムを貼る際の目印としてそこからデザインまでの必要な分だけ使うようなデータを作ればマーキングフィルムの無駄を減らすことが出来ます。
看板製作のデータはつくる看板によって変えなければいけません。ですが、どの製作用データもこうなっていたらもっと作業しやすいだろう、もっと効率が良くなるだろうという事を考えて作られている事は全て同じです。実際に製作する看板の事を知れば知るほど、製作用データもよりやりやすいものに変わっていくと思います。看板の事を熟知しているプロに相談してみるとしっかりとしたデータを作ってもらえるのではないでしょうか。
看板を設計・デザインから施工・撤去・処分までトータルで製作できる看板屋です。キュービックシティではデザイン・製作・施工・撤去処分をそれぞれの看板のプロが揃っています。お客様に対して専任の担当者をつけて綿密なコミュニケーションを大事にし、自社スタッフ一人ひとりが責任と誇りを持ってお客様の看板を製作いたします。
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