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歯科医院やパチンコ店、飲食店などのガラスや入り口ドアがステッカーでラッピングされているのを、皆さん見たことがあると思います。営業時間であったり、お店のロゴであったり、カッコいいor可愛いデザインが施されていたり…こういったステッカーはどうやって作っているの?そんな疑問に今回はお答えしたいと思います!
“ガラス用”とありますが凹凸の無い場所になら簡単に貼ることのできるステッカーで、大きく分けて2つのタイプがあります。インクジェットステッカーとカッティングシートです。この2つのタイプの違いや特徴について詳しくご紹介いたします。
まず一つ目は、糊付きの塩ビシートにプリンターで写真やイラストを印刷し、それを好きな形にカットするインクジェットステッカー!
こちらのタイプの特徴として挙げられるのはまず何よりもデザインの自由さにあります。自分の書いたイラストや写真、たくさんの色をつかったカラフルなものであってもプリンターで印刷することでそのままの形で表現することができます。カッティングプロッタ、Adobeのイラストレーターを使用することでここからさらに好きな形・デザインに沿ってカットすることも可能です。
プロッタとは本来、建築や機械などの図面データを出力する装置であり、プリンタが点の集合によるビットマップデータによって出力するのに対して、プロッタは直線や曲線の集合によるベクトルデータによって出力します。
このようなプロッタのペンをカッターに変えたものがカッティングプロッタです。イラストレーターでは印刷するデータに加えてカットするラインを予めデータとして作っておく必要があります。
二つ目は、様々な種類の粘着剤付きのシートカッティングシート!こちらは単色のシートを先程紹介したカッティングプロッタを用いて文字などをカットして使用します。
インクジェットステッカーは写真やカラフルなものを簡単に作れるのに対してカッティングシートではこれらを行うのは非常に難しいです。カッティングプロッタの刃を入れるだけで表現できるよなものであれば可能ですがあまり細かいものには向きません。色数に関しても使用する色それぞれを用意しなければならない、それぞれ用意した色ごとのステッカーをズレることなく貼り付ける作業が必要となるという点からあまりお勧めできません。
では、カッティングシートの何がインクジェットステッカーより優れているのでしょうか。まずインクジェットステッカーに比べて比較的安価だという事。(注:素材の種類によります)色数が多くなってしまうとその分シート代もかかってしまうのでなるべく単色が望ましいですが、一部分だけカラフルなロゴを入れて、残りは全て白色だけで!ということであればロゴのみインクジェットステッカー、残りを全てカッティングシートということも可能です。
次に色の鮮やかさです。インクジェットステッカーと比べるとカッティングシートの色はとても鮮やかで映えます。また、インクジェットステッカーの色は印刷するプリンターのインクに依存するので、注文していた印刷業者から届いたものを確認してみるとイメージしていたものそのままというわけにはいきません。それに対してカッティングシートであれば、実際に色を確認してその品番で注文、製作を行えばイメージ通りのものを確実に作ることができるでしょう。
ガラス面に表からただ貼るだけが“ガラス用ステッカー”ではありません。「ステッカーを貼りたいガラスがビルの3階、外から貼るのはちょっと大変…」「店の外にステッカーを貼っておくと劣化が早いのでは…」そんな方は一度ガラス面の“裏”から内貼りしてみるなんてどうでしょうか!ガラス面の裏、つまり建物の中からステッカーを貼り表からそれを見られるようにするわけです。
裏から貼る場合にはステッカーのイラスト、文字などデザイン全てを反転する必要があります。先程紹介したカッティングシートであれば簡単です。カットしたい文字、イラストをただ反転して用意すればいいだけなのでそれ以外は何も変わりません。
では、インクジェットステッカータイプで裏から貼ることはできないのでしょうか。ステッカーをガラスに貼り付け、裏から見てみるとどうでしょうか。糊面が邪魔をして表示を見ることができません。
それでは、邪魔な糊面を見えなくすればどうでしょうか。インクジェットシートの素材の一つに透明塩ビと呼ばれるものがあります。この素材、シート自体も透明、糊も透明な為、後ろが透けて見えるのです!つまり、この透明塩ビに反転したデータを印刷することでガラスの裏面から貼って表から見ることができるようになります。
しかし、透明なシートにただ反転した印刷をしただけではインク自体も透けてしまいパッとしません。こうならないようにステッカーの表面(印刷した面)の上から白色のシートを貼り付けます。こうすることで表からもしっかりと印刷面が見えるようになるのです!
ガラス用ステッカーのイメージ・使用場所によってどのタイプが適しているのか、素材なども含めたら同じデザインでも様々な見せ方が出来ると思います。転写フィルムもセットで扱うので、相性の悪いものではないか、施工方法に問題はないのか等も考えなければなりません。適切なインクジェットステッカー、カッティングシート選びに不安な場合は看板のプロに一度相談してみるのはどうでしょうか。「ガラス面の裏側から内貼りしたい!」という場合は、内貼りに適したステッカーを製作いたしますので、お気軽にご相談くださいね!
窓やガラス、ドアなども広告面として利用ができます。文字だけではなく、ロゴや柄、すりガラスなど、店舗や会社のテイストに合わせたデザインも可能です。シートの選定もプロにお任せください!
看板を設計・デザインから施工・撤去・処分までトータルで製作できる看板屋です。キュービックシティではデザイン・製作・施工・撤去処分をそれぞれの看板のプロが揃っています。お客様に対して専任の担当者をつけて綿密なコミュニケーションを大事にし、自社スタッフ一人ひとりが責任と誇りを持ってお客様の看板を製作いたします。
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