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壁面に取り付けられている看板って、どうやって設置しているのか、実際に取付現場を見ている方でなければ、なかなかご存じないかと思います。特に、外からではなかなかわからない、看板の裏側の秘密を教えます!
コーキングとは、建築物において、気密性や防水性向上を目的として、コーキング剤を充填すること、つまり隙間を埋めることを指します。よくリフォームなどで、家の外壁のヒビ割れに、なにかを注入しているところが思い浮かぶ方もいるかと思いますが、それがコーキングです。このコーキングが裏側の秘密です!
看板設置の際によく使用されるコーキング剤としては、シリコーン(汎用シーリング材)や、変性シリコーン(ポリウレタンの改良品)があげられます。
看板設置する際にするコーキングの役割としては、以下になります。
コーキング剤で隙間を埋めることによって、防水性や気密性を高め、看板内部に水が入らないようにします。
これによって、看板内の錆や腐食、壁面の劣化などを防ぐ効果が期待できます。
コーキング剤が硬化することによって、壁面にしっかりと固定され、雨や風で看板が落下することを防ぎます。
また、ビスだけで看板を固定していると、錆などで固定性が弱くなり、風で飛ばされてしまうことも多々あります。
そこで、看板裏などにコーキング剤をつけておくことで、およそ5~10年はしっかりと固定がされるため、より雨や風に強く、落下しにくい看板となります。
ただ、コーキング剤にも弱点もあり、
があげられますので、「ビス止めとコーキングしてれば絶対に看板が落下しません。」と断言はできません。
コーキング剤の弱点である、硬化するまでに時間がかかるところを補うのが、両面テープです。
両面テープを使うことによって、コーキング剤が硬化するまで壁にしっかりと固定する役割をはたします。
コーキング剤が硬化するまでに突風などで看板が落下しては、大惨事です。。。
ビスとは、先端が尖っていて、らせん状のネジ山が付いている釘状のものを指します。
釘とは違い、このネジ山がついていることによって、看板と下地を引っ張り、固定してくれます。
施工の際は、インパクトドライバーを使って下地に打ち込んで使っています。
コーキングと両面テープで取り付けた後、外からでもわかる通り、看板に使っている板の四隅と、一定の間隔をあけて打ち込んでいます。
以上、壁面看板の取付方法と、裏側の秘密でした。
壁面看板には、外からでは見えない、落ちないための工夫がされています。日本は夏は台風があるので、強風の日もしばしば。
最近では看板の老朽化に伴い、看板の落下事故も増え、その中には人命に関わるものもありました。
だからこそ、今後は看板を落とさないための工夫がとても大切なんですね。
皆様も看板の落下事故には十分ご注意を!
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