ネオン管サインとLEDネオンサイン

はじめに：美しい看板代表、ネオン管サイン

昔ながらの美しい夜景を演出するネオン管サイン。
今、ニーズが高まり注目されるLEDネオンサインについてご紹介します。

ネオン管サインとは

ネオン管はガス放電管の1種で細いガラス管に不活性ガスを封入し電流を流して放電させることで発光させています（※）。
ガスの種類やガラスを着色する蛍光塗料の種類も多く、色の演出の幅が広いことが特徴にも挙げられます。
ガラス管は自由に曲げ加工ができる為、文字表現として用いられることも多く、光源をそのままサイン照明として使用することもでき幅広い用途におすすめです。なにより、高い輝度を持っており、誘目性にも優れています。
その反面、高電圧な為、取扱いの難しさが問題でもあり、感電や火災に結びつくリスクが高くもあります。
そのため、火災予防条例によりネオン管は電気工作物となり規制対象で、設置工事には管轄する自治体の消防機関への届け出が必要となります。
ガラス製ネオン管は衝撃にも弱いため簡単に割れてしまうという致命的な欠点や、時間が経つとガス抜け等、メンテナンスにおいても費用が発生します。
最近ではネオン管が減りつつある中で、視認性は高く、レトロな雰囲気を作り出すネオン管は貴重にもなりつつあります。
※電流6000V～15000V

ネオン管を再現したLEDネオンサイン

LEDネオンはネオン管の代替として開発されたLEDネオンサインです。
屋外・内で使用可能です。利点としてはメンテナンスが楽。どこにでも設置可。
ネオン管に比べて、電気代は4分の1程度。平均寿命は約40000時間（1日12時間点灯で約10年）となります。

LEDのメリット

• 消費電力が少なく経済的。
• 発熱量が少ない（光源が熱をほとんど持たない。）
• 紫外線に集まる虫が寄ってこない。

まとめ：新しい時代のネオンへ

時代は規制対象のネオン管からLEDネオンへ移行しつつあります。
しかし、ネオン管ならではの記憶に残る、夜の町の色鮮やかさも貴重です。
残ってほしいなぁ。