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オフィスの看板、飲食店のこじんまりとした看板のロゴ部分だけアクリル文字になっていると高級感を感じたりしないでしょうか。アクリル文字は簡単に自作できるものではなく専用の機械などで製作しなければならない為、敷居が高いように思いますが実際はどのようにつくっているのか説明していきたいと思います。
まず、そもそもアクリルとは何でしょうか。プラスチック(合成樹脂)の一種であり、擦ると特有の匂いを発することから匂いガラス、有機ガラスとも呼ばれます。特徴として
こういった理由からアクリル板は非常に加工に向いているといえます。
アクリル板は製法の違いから押出し板とキャスト板があり、それぞれに特徴があります。
分子量が粗く、切断した場合粘りやすいのが特徴です。キャスト板に比べて値段が安価で、熱成型しやすいです。簡単な穴開け、切削、折り曲げ等であれば押出し版が適しています。
分子量が細かく、接着などの場合溶剤に溶けにくいです。押出し板と比べると材質が硬く、機械加工に適しており、値段は高価。大判サイズ、板厚の厚い板はキャスト板しかないため、大きな切り文字製作になると必然的にこちらになります。アクリルの表面にレーザー彫刻、切削加工を施すのにも適しています。
それでは切り文字加工をするとなるとどちらになるのでしょうか。結論から言うと、キャスト板が向いています。
アクリルのカットは主にレーザーカットと呼ばれる技法で行われ、熱処理の後の行程で扱い易い事からキャスト板が使われます。押出し板でレーザーカットを行うと考えられる問題として長時間の紫外線や加工直後に有る種類の気化性液に触れることでのひび割れがおこってしまう恐れがあります。
アクリル文字の加工と一口に言っても切った後の処理などで仕上がり・見え方が変わってきます。そんなアクリル加工の種類についてご紹介したいと思います。
アクリルをただカットしただけでは切り口が美しいとはいえません。そこで磨きの加工を施すことによってアクリル本来の透明感を出すことが出来ます。
アクリルの切口にサンドブラストを掛けることでザラザラとした仕上がりになります。この状態のアクリルに照明を当てることで光が拡散し、普通とは違う表現をすることが出来ます。
アクリルには透明色のものだけではなく色のついたものもたくさんあります。しかし、なかなかイメージ通りの色が見つからないことがあります。そういった際はマーキングフィルムを予めアクリルに貼り付けた状態で加工します。こうすることで色のバリエーションもグンと広がります!
異なる二つのアクリルをピッタリと当てはめることができます。文字の枠のアクリルと文字のアクリルそれぞれを異なる素材で作ることが出来るのは正確にカットできるレーザーカットの利点です。
アクリル切り文字で同じサイズの文字を二つ用意します。二つのアクリルを重ね合わせて下になるアクリルにボルトを仕込みます。こうすることで表からは見えませんがアクリルが壁から浮いて見える加工ができます。1枚目のアクリルと2枚目のアクリルを重ねたラインが若干見えてはしまいますがその分、頑丈にとりつけられるというメリットもあります。
アクリル文字の加工はどれも専門的でなかなかイメージがしずらいと思います。切り口をどうしたらいいのか、厚みや表面はどういったものがいいのかなど、イメージしているアクリル文字はどのようにして作ればいいのか、一度看板のプロに相談してみてはいかがでしょうか。きっとお力になれると思います。
お店やオフィスの雰囲気を壊さず、シンプルながらも存在感のある箱文字・切文字。文字だけでなく、マークやロゴを作ることもできます。店舗看板やオフィスの装飾までさまざまなシーンで活躍します。お気軽にご相談ください。
看板を設計・デザインから施工・撤去・処分までトータルで製作できる看板屋です。キュービックシティではデザイン・製作・施工・撤去処分をそれぞれの看板のプロが揃っています。お客様に対して専任の担当者をつけて綿密なコミュニケーションを大事にし、自社スタッフ一人ひとりが責任と誇りを持ってお客様の看板を製作いたします。
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